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Hagatna Historic District
ハガニア歴史保存地区~ドゥンカハウスとルハンハウス
グアムのハガニア地区には、第1アメリカ統治時代(1899~1940年)に建設された歴史的建造物の残るエリアがあり、グアム政府の「ハガニア歴史保存地区」に指定されています。
主に「ドゥンカハウス(Dungca House)」と「ルハンハウス(Lujan House)」が有名で、これらは当時の実業家や移民達の住居として西洋風のコロニアル様式で建てられた一軒家です。
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ハガニア歴史保存地区の場所
現地でハッキリとした案内が出ているわけではないのですが、見学するにあたり、ハガニア地区のシレナパークと呼ばれるエリアが目印となります。
こちらの広場には、シレナ像を擁するサン・アントニオ橋があり、道路を挟んだ向かい側のビルはシレナプラザという名称がついています。
サン・アントニオ橋とシレナ像を正面に見て、その裏側にドゥンカハウス(Dungca House)が建っています。
※サン・アントニオ橋とシレナ像の詳細については、下記の記事にまとめてあります。併せてご覧ください。
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ドゥンカハウス(Dungca House)
現在のドゥンカハウスは民間企業の社屋になっているということで、特に観光案内などは出ていません。外側から静かに見学しましょう。
2階入口へと通じる階段の装飾とテラスがコロニアル様式となっているそうです。
築100年物の建物ですが、ぱっと見どうでしょう?
ガイドブックなどでは「何度も修復されているため、新しい家に見える」という趣旨の記述が見られたりもします。
ただ、グアムの気候条件がそうさせているのか、現在進行形で劣化しているようにも見え、個人的には「少しボロくなった新しい建物」に見えました。
ルハンハウス(Lujan House)
ドゥンカハウスから徒歩2~3分、裏道を歩いたところにルハンハウスがあります。
観光案内のグリーンの看板も出ております。
※注:グアムでよく見られるこのグリーン看板、台風後消えたりもします(笑)
保存状態が悪く崩れかけている状態が続いていたようですが、現在は改修され綺麗になっています。
英語での解説看板があります。
ルハン氏がアメリカ海軍士官の住居として建てた家だそうです。
2階入口へと通じる階段の装飾とテラスの雰囲気がドゥンカハウスと共通しています。
管理事務所が2階にあるようなので上ってみました。
細目で少し急な階段です。
上ってみて分かった事は、テラスの反対側の端には建物の内側からでないと行かれないということでしょうか(笑)
訪問時は土曜日。事務所は平日しか営業しておらず、すべての扉はしまっておりました。平日にコンタクトが取れれば内部など見学させてもらえたかもしれません。
シミズハウス(Shimizu House)について
少し古めの書籍によると「シミズハウス」とよばれる建物もあるとされています。
日本語情報がほとんどありませんが、下記の英語サイトに「Ambrosio Shimizu House」というそれらしき建築物が掲載されています。
Ambrosio Torres Shimizu(guampedia)
ちなみに、Ambrosio Torres Shimizu 氏は日系人。彼の息子「フランク・S・N・シミズ氏」にまつわるもの(年表など)がハガニアのグアムミュージアムに展示されていたりします。
※グアムミュージアムの詳細については、下記の記事にまとめてあります。
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観光のコツ
先に紹介した、サン・アントニオ橋やグアムミュージアムと組み合わせて観光するのがおすすめです。また、ドゥンカハウス斜め向かいに「メインストリート・デリカテッセン(MAIN STREET DELICATESSEN & BAKERY)」という有名なベーカリーがありますのでついでに立ち寄るというのも一案です。
補足としてグアムの歴史を簡単に紐解きますと、スペイン統治時代(1521年~)→第1アメリカ統治時代(1899年~)→日本統治時代(1941年~)→第2アメリカ統治時代(1944年~現在)となります。
グアムのハガニア地区に多く残るのはスペイン統治時代の名残ですが、マニアックに第1アメリカ統治時代の建物を探してみるのも楽しいですよ。
Data
名前 | ハガニア歴史保存地区(Hagatna Historic District) |
---|---|
エリア | ハガニア |
アクセス | 赤いシャトルバス「アガニャショッピングセンター」下車、徒歩15分 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |