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Sun Antonio Bridge
サン・アントニオ橋
グアムのハガニア地区、現地でシレナパークと呼ばれるエリアにサン・アントニオ橋があります。サン・アントニオ橋は、スペイン統治時代の1800年、スペイン提督マニュエル・ムロの時代に建設された古橋です。
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サン・アントニオ橋の場所
ハガニア地区の観光名所「サン・アントニオ橋」があるのは、シレナパークと呼ばれる広場の中です。
シレナパークは角地になっており、ウエスト・ソルダッド・アヴェニュー(W Soledad Ave)という海沿いの道路際に建てられた偉人の銅像が目印の一つになっています。
銅像の石碑には「DON PEDRO PANGELINAN MARTINEZ」の名が記されています。観光ガイドさんから聞いた話によると、この方はグアムで成功したチャモロの人らしいです。
サン・アントニオ橋の脇に、かつての川を見守るようなかたちで人魚シレナ像が建てられおり、これが広場の名前の由来であると思われます。
伝説の人魚シレナ像
シレナというとH.I.Sのシレナトロリー(現レアレアトロリー)の人魚を思い浮かべる方も多いのでは?
人魚シレナは、チャモロの昔話「タオタオムナ」に出てくる人魚になった女の子です。
シレナの伝説を紹介します。
昔々、泳ぎの大好きなチャモロの女の子『シレナ』がいました。シレナの部族は生粋の血筋の魔術の力を持っていたそうです。彼らが口にした事はすべて本当になってしまうそうです。
泳ぐ事が好きなシレナはお母さんのお手伝いもせずに朝からずっーとアガニア川(現ハガ二ア湾)で泳いでいました。
ある日、お母さんはシレナにお使いを頼みましたが、シレナはお使いを忘れて、またしても水の魔力に誘われ泳ぎに行っていたそうです。
日が暮れ始めても帰ってこないシレナを心配したお母さんは川に探しに行きました。お母さんの心配をよそに沖でイルカや亀と一緒に泳いで遊んでいたシレナを見たお母さんは怒ってしまい、「あの娘は魚になってしまえばいい。」と叫んだそうです。
その直後シレナの身体に異変が、足元から魚に変化してきたそうです。それに気づいたシレナの祖母は「あの子の上半身は、そのままでありますように。」と言ったそうです。
自分の変化に気が付いたシレナは罰が当たったというよりはむしろ喜んで沖へと泳いでいき、二度と母親達の前に現れる事はなかったそうです。
引用元:WATABE WEDDING
人魚というと悲しい人魚姫を思い浮かべてしまいますが、グアムの人魚シレナは海に解き放たれて喜んでいるのですね。
サン・アントニオ橋の今昔
サン・アントニオ橋は、かつて、ハガニア川にかかっており、ハガニアと南部との主要道路を結んでいました。太平洋戦争で破壊され、戦後、現在の位置に復元されました。 サンゴ岩でできた美しいアーチ形の橋です。
橋の上は芝生になっています。わざわざ、歩く人はいないのか、人が踏みしめた形跡がありません。
太平洋戦争の修復以来、水は流れておらず、観賞用の橋となっています。 アーチの下は大人の身長より高く、歩いてくぐることができます。
川があったころの想像図。子供が水遊びしたり、女性が洗濯をしたりしていたそうです。かつての賑わいが夢の跡のようですね。
シレナ像のそばに、橋の名前の由来になった聖人のプレートが取り付けられています。
サン・アントニオ橋は、1800年代にパドゥアの聖アンソニーに捧げて作られたため、このようによばれているのですね。
シレナ像のステンドグラス
シレナパークの隣の区画にある、赤の配色が特徴的なビルの名前は「シレナプラザ」。
このビルの角にとっても素敵なシレナ像のステンドグラスがあるので、ぜひ見てみてくださいね。
観光のコツ
チャモロビレッジと聖母マリア大聖堂との間くらいに位置するため、目立ちにくいスポットです。
スペイン広場を観光するオプショナルツアーであれば、車窓から案内されることもありますが、シレナ像までは見つけられないかもしれません。
チャモロビレッジや聖母マリア大聖堂などと一緒に、個人で回るとゆっくり見れます。
また、サン・アントニオ橋のすぐ後方の敷地にはハガニア歴史保存地区のドゥンカハウスがありますので併せて見学してみるとよいでしょう。
バスでの行き方は、赤いシャトルバス「アガニャショッピングセンター」下車、徒歩15分ほど。日中は陽射しが強いので、熱中症対策して散策を楽しみましょう。
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Data
名前 | サン・アントニオ橋(Sun Antonio Bridge) |
---|---|
エリア | ハガニア |
アクセス | 赤いシャトルバス「アガニャショッピングセンター」下車、徒歩15分 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |